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2017年
11月
23日
木
木に会いにゆく
今日は、うちの田んぼに山水を供給してくれている地蔵谷の奥へ、トチノキの様子をうかがいに。
木の場所の記憶が曖昧だったので、地図を引っ張り出してくる。地図片手に山歩きなんて、相当久しぶり。
クマ鈴と長靴、ポケットにスマホとリップ。水もおにぎりも持たないで極々軽装で行けるのは、なんせ家の裏山だから。
朝なのに曇りのせいか、森の中は薄暮。クマ出そうな雰囲気ぷんぷん。クマはぎの跡に、風の低いうなり声に、いちいちびくっと反応してしまう自分が滑稽。
歩きにくい谷筋の緩やかな登り。ほんの2kmほどの距離なのに平地歩きより時間はかかる。
「どうもこんにちは」
トチノキは目立った落枝もなく、以前と同じシルエット。
根元には落ち葉がわんさか。夏場にめいっぱい葉を広げたんだろう。元気な証拠。
それにしても、トチノキのある森は、そう変化がない。季節の移ろいだけ。
台風のとき、世間はわたわた、うちの家も県道もスギ林も荒れ放題。停電でわぁわぁお祭り騒ぎなのに、広葉樹の奥山はさほど外傷もなく、大水がでた形跡もなく、落ち葉は同じところにあるし苔はむしたまま。
「何が肝心か」森の神さまが穏やかに一蹴。
幹のようにごつごつした根ががっちり土をつかむ。300年以上も昔、たまたま芽吹いた場所が一生涯の地。
少々のことにはびくともしない、木の長い歴史。
こんな巨木がすぐそばに在るなんて、何だか心強い。私の行いひとつひとつをいつも見守ってくれているような気がする。
能家の祭、5月5日。
年々人が減っていくのを何とかしなきゃと思うけれど、思うだけで年が過ぎていく。
人とともに、この地の古き山村文化も薄れていく。
栗をあらしにきていたシシが罠にかかる。
全長160cmあまり、体重は100kgほどありそう。
しとめるのに、難儀しましたが・・・ちょっとした映画の格闘シーンのようで、見ている方もドキドキハラハラ。
そして吊し上げたシシを囲んで、昔の武勇伝を語るおじいちゃんたち。
皆さんの若かりし頃、人の手足が物を言う時代、私達よりもっとたくましく力強く仕事をこなされていたのです。
獣一頭に皆が活気づいた能家の一日でした。@2015.10.16
どれが今のわたしかな
どれが今のあなたかな
@2015.9.29
ちょうどクリスマスなので、トナカイになってください。
ソリをつけてみる。
台風11号が抜けた後、お寺さん前の県道が川に変貌。
避難勧告が出ても、避難場所まで車で30分。移動の方が危険かも。
一人暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんも、バスが運休じゃアシないし。
ということで、お一人住まいのおばあちゃん宅を訪問し、おかき食べながら大雨見物。こういう時の世間話がまた楽しい。
畑水没。なすびのプール。
ピーナッツのプール。
畑の番人も溺死。